【雑誌 アーカイブ】
親切な海賊
06/06/02 (金) 16:52
定期購読してる幻冬舎の星星峡ですが、今回はいつもの月より待ち遠しい。先月末から今日は来るか明日は来るのかって気になりっぱなし。待ってる時に限って届くのが遅くて、今日になってようやくゲットできました。ええい、封筒から出す時間さえじれったい。出てきた星星峡の目次を開き、お目当ての作品をチェック。チェックしたのは勿論光原百合さんの短編です。
ということで、以下は潮ノ道の日常(というシリーズ名になったんですね)03「親切な海賊」の感想となります。
お茶目なジローちゃんにほのぼの~。そうなんですよね、マルチーズってちっこい身体に似合わず、結構気が強いというか。実家で飼ってる犬もマルチーズなんですが、車にさえ吠えながら向かって行くんですから(^^ゞ なので、芹奈とジローのシーンはくっきりはっきり目に浮かんできました。ジローと対照的なアレキサンダーも可愛い~。この犬には飼い主の人柄が反映されてると思われ、また芹奈とのちょっとしたやりとりにも人柄が滲み出ていたので、敏郎がどんな人物なのかは多くを語らなくても想像できるというもの。流石です。
「海賊」の謎は、タイトルと小道具で予想がついてしまったのですが、海賊のイメージとのギャップには一本とられました。そして、春雄と美弥につられ、ついうるうるうる。
私の大好きな喫茶店『海望』は、回を追うごとに常連さんが増えていってますね。商売繁盛で何より。看板息子の零司が将来のことを真剣に考えていることが分かって、頼もしく見えました。いつの間にか大人になっちゃって・・・まるで近所のオバチャンのような心境。
忘れちゃならないのは、安楽椅子探偵ならぬソファ探偵(?)の颯月さん。寝てる時間がどんどん長くなってやしませんか? 探偵してる時のイイ女っぷりをもうすこぉし拝ませて欲しいなぁ。
最後に。BGMは「瀬戸の花嫁」(←読む時は反転して下さい)でしょうか。
このシリーズ大好きなんですが、毎年1編ずつだと本になるのは何年先になるんでしょう。毎月は無理でも隔月連載にはできないものでしょうか?>幻冬舎さん。
それから、「十八の夏」ドラマ情報を。
7月17日(月)夜9時~、TBS系列で放映予定だそうです。3本オムニバスの1本で、キャストは観月ありさ、石垣佑磨、大杉漣。監督はなんと豊川悦司!(敬称略)
光原百合ファンもそうでない人も要チェックです。
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ジャーロ 2005 WINTER
04/12/21 (火) 22:15
光原百合「・・・そして、開幕 劇団φ創生期」
いよいよ劇団φの旗揚げ公演! しかし、公演を予定している劇場には「出る」らしい。お祓いをしたほうが・・・という周囲に対して、劇団代表・度会の返事は否。
登場人物がいつもより多くてとっても賑やか。時々、この台詞は誰が発した言葉なの~?と何度も読み返すところがありましたが、あちこちから言葉が飛び交う様子に、公演を間近に控えた慌しさを感じます。「シロちゃん」と呼ばれて、「シロちゃんと呼ばんで下さい!」を繰り返すシロちゃんがか~わい~い♪
成仏できない霊にはお祓い、と安直に考えてしまうところですが、問答無用に霊を排除しようとしない度会に惚れ直しました。度会は、人と人(それは生者同士だけではなく、生者と死者の場合も)の心を繋ぐ存在。言いたいけど言えない、伝えたくても伝えられない「思い」を汲み取り、代弁してくれます。そういう人が作る舞台なら、観る人の心に響くものを見せてくれるに違いありません。劇団φの舞台を観てみたいです~。
光原先生ご自身もお芝居の経験があるのかと思ってしまうほど、芝居を愛する気持ちに溢れた劇団φ創生期シリーズ。一区切りついたので、まとめの言葉を言いたいところですが、本になって全部通して読むまで(初めの方の何編かは未読なのです^^;)とっておくことにします。
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星星峡 2004年12月号
04/12/09 (木) 22:19
「星星峡」は幻冬舎が発行しているPR誌。置いてある書店が限られているので、ご存知の方は少ないかも。私は近くでは手に入らないので、定期購読することにしました。加納朋子さんの「てるてる あした」(「ささら さや」の続編)も載ってます。
光原百合「オー・シャンゼリゼ」
誰もが知ってるシャンソン「オー・シャンゼリゼ」。光原先生の同名の短編を読んで、歌詞も曲も能天気そうなこの曲のイメージがちょっと変わりました。甘酸っぱい青春のイメージが加わったのです。
今回の一件について、あの人はきっと気づいてるはず。それでも黙っているのはただの照れ屋さんなのか、それとも優しさなのか・・・。
照れ屋さんといえば、颯月センセも。センセはほとんど眠り姫でしたが、それでもこの存在感。なにやら面白そうな企画もあって次が楽しみです。
もうひとり照れ屋さん発見。零司くん。マイノリティどころか、彼が一番のファンでしょ? ものすごーく意識してるじゃない( ̄ー ̄)ニヤリッ
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オール讀物 2004年12月号
04/12/04 (土) 18:26
![オール讀物 12月号 [雑誌]](http://rcm-images.amazon.com/images/P/B0006IZE48.09.MZZZZZZZ.jpg)
「オール讀物 2004年12月号」文藝春秋
例の如く光原百合さん目当てで購入。
光原百合「クリスマスの夜に」
「すばらしい赤ちゃん」「森のクリスマスツリー」「森の郵便屋さん」・・・クリスマスにちなんだファンタジックな三編。
一番心に残ったのは、「すばらしい赤ちゃん」のカメさんです。大切なのは、やっぱり「気持ち」ですよね。諦めないカメさんの姿勢に、ガンバレーって応援したくなっちゃいました。努力が報われてよかった(^^)
「森のクリスマスツリー」も可愛いお話です。でも、一つ突っ込んでいいですか? この季節、何種類かの動物は冬眠してるのではないでしょうか。(なんとも夢のない発想で申し訳ないです<(_ _)>)
頑固で気難しそうだけどホントは優しい郵便屋さんと、見習いにやってきたそそっかしい男の子の交流が微笑ましい「森の郵便屋さん」。
全てに共通して感じたのは、一所懸命な思いはちゃんと伝わるのだということでした。クリスマスになったら、また読み直したいなぁ(^^)
南伸坊x中野翠x清水ミチコ「顔面総博2004」も面白かった~。今年話題になった人について、あれこれ語ってるんだけど、これがもう大爆笑。私もこの座談会に混ざりたかったよー。ある人がペ・ヨンジュンに扮してるんだけど、私にはどうしても綾小路きみまろにしか見えな~い(笑)
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ミステリーズ!extra≪ミステリ・フロンティア≫特集
04/11/29 (月) 21:44


「ミステリーズ!extra≪ミステリ・フロンティア≫特集」東京創元社
小説・・・青井夏海、石持浅海、北山猛邦、堺美保、獅子宮敏彦、朱川湊人、翔田寛、森谷明子、山之内正文、米澤穂信
コラム・・・相原大輔、大山誠一郎、加藤実秋、機本伸司、坂木司、永嶋恵美、東川篤哉、三津田信三、望月諒子
いやー、面白かった。ご覧のとおり、ミステリの新鋭が勢揃い。しかも粒揃いときてる! 小説は全て短編ですが、連作短編が多いみたい。来年ミステリ・フロンティアで刊行が予定されてる連作短編集の第一話、なんてのもありました。はやく読みたいよぉ(まんまと出版社の思惑に嵌ってる?)
特に私が好きなのは、
- 森谷明子「霜降―花薄、光る。」・・・図書館が舞台の日常の謎。
- 石持浅海「壁の穴」・・・ロジックが光る学園ミステリ。
- 堺美保「二キロじゃ足りない」・・・某有名ミステリを思わせるフレーズから思わぬ事件が・・・。
- 米澤穂信「Do you love me?」・・・幽霊と女子大生のコミカルなホワイダニットもの。
本当は青井さんの助産師探偵シリーズも入れたいところなのですが、挿絵がぶち壊した分マイナスです。明楽先生の謎解きの前に、あの挿絵見ちゃった(というか見えちゃった)んですよぉ。ったくもう、ダメだよ。謎解きの説明のためにある絵以外で、ああいうことしちゃ。
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小説推理 2005年1月号
04/11/27 (土) 21:49
光原百合さんの短編目当てで購入。
「人気作家競作! 小説ルパン三世」、この企画いいです!! モンキー・パンチ氏ご本人による挿画がなんとも贅沢です。いろんな作家さんにルパン三世を書いてもらって、アンソロジーとして本にして欲しいなぁ。
まだ読んでませんが、特集の「中井英夫『虚無への供物』の原風景を探る」も興味あります。
大沢在昌「拳銃稼業もラクじゃない」
次元が主役なので、ハードボイルドでカッコイイ話です。でも、五右ェ門が出てこなくてつまんなーい(東京で修業中なんだとさ)。
光原百合「1-1=1」
ルパン三世vs金庫職人・錠太郎。三枚目でお茶目なルパンと、二枚目で大人なルパン・・・これこれ、このギャップがルパンの魅力なんですよねぇ。錠太郎が考えたルパン撃退法には大爆笑。私も年齢詐称してちゃっかり混ざってみたいよぉ(笑) 如何にもルパンのエピソードにありそうな、だけど光原さんらしさも感じさせる、面白くてじんわりくる作品。ルパンのセリフのところは、山田康雄さんの声(決して栗貫ではなく)が頭の中に響いてました。
とにかく、この企画を光原さんに持ってきた編集者はエライ! そしてカラオケでルパン三世のテーマを唄われるという話まで思い出しちゃった(^^)
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小説NON 2004年11月号
04/10/27 (水) 20:59
光原百合「希望の形」
少女が頭を打って意識不明となった経緯とは・・・。
関係者それぞれの思いを想像すると、とても心が痛かったです。
少女の父親ってのが、典型的な頑固親父なんですよねぇ。初対面の相手に対して、傷つける言葉を吐くのはいけません。娘を大事に思うのも分かりますが、大人なんだから。この家族に必要なのは「まぁまぁお父さん」、ととりなす母親だったのではないでしょうか。母親が健在だったら、少女も行動を起こさずに済んだのに。そしたら、あの二人だって、もっと違った出会い方をしてたかもしれません。たら、れば、を言ったらキリがありませんが。
皆傷つきながらも、最後には希望の光を見出せたので、ほっとしました。
食事会の雲行きが怪しくなった時、ひとり鍋をおさえる鳴海さんが可笑しかったです。天然な鳴海さん、好きだなぁ。
法月綸太郎「四色問題」
現職刑事の息子が、捜査に行き詰ると退職刑事の父親に意見を求めるという、安楽椅子探偵もの。法月綸太郎版「退職刑事」といったところ。
ダイイング・メッセージの意味を推理していく過程はすごく面白いんですが、あのメッセージは普通の人は気づきませんって(^^ゞ
クールな法月親子とは一味違った親子の形が見られます。シリーズものになりそうですが、どうなのかな。
我孫子武丸「二人乗り(タンデム)で行こう」
流行の「オレオレ詐欺」を扱った、軽いタッチのクライム・ノベル。最初は笑いながら読んでましたが、だんだん笑えなくなりました。
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オール讀物 2004年11月号
04/10/27 (水) 00:12
![オール読物 11月号 [雑誌]](http://images-jp.amazon.com/images/P/B00067HJH4.09.MZZZZZZZ.jpg)
光原百合「扉守」
ミステリ特集に入っていますが、ミステリというより伝奇ファンタジーでしょう。瀬戸内海を臨むこの街が登場するのは、私が知る限り三度目。妙な力がある土地らしく、不思議なことが次々に起きる街なのです。寺社が多いのも、それだけ結界が必要なのかも・・・などと勘繰ってしまうほどです。
今回問題となるモノがこの世界に存在することは、人の側からは決して歓迎できません。しかし、そのモノが完全悪ではない、憎みきれない、と思わせる余地を残しておくところに、著者の優しさを感じました。少なくともひとりの少女には、良い影響を残してくれたんですから。それが、たとえ結果オーライだとしても。善悪に関係なく、存在する物には全て、何かしら意味があって存在しているのだと考えさせられます。
人ではないモノが人と共存するのは難しい。だからこそ「扉守」の果たす役割は大きい。
妖しいもの大好きな私としては、ストーリーも魅力的なんですが、「セルベル」という雑貨屋も店主の青年も非常に魅力的。(「セルベル」ってどういう意味なんでしょうね) 「セルベル」に劇団「天音」のサクヤさんがやってきたら・・・と想像(というより妄想)しては、ひとりで悶絶してる私(笑) また、陶製の犬が出てきた時には、浅ヤングッズ(by真崎春望「浅草ヤング妖品店」)かと思ってしまいましたぁ(^^ゞ
他に気になった作品は、有栖川有栖「長い影」。
作家アリスシリーズです。相変わらず切れ者の火村先生にうっとりでしたv
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ダ・ヴィンチ 11月号
04/10/10 (日) 22:58
![ダ・ヴィンチ 11月号 [雑誌]](http://images-jp.amazon.com/images/P/B0002YLM8I.09.MZZZZZZZ.jpg)
まださらっとしか目を通してませんが、個人的に気になった記事を挙げてみます。
- 大好き!『YOUNG YOU』・・・槙村さとる、羽海野チカ、池谷理香子の特別鼎談
- 「ありがと。 あのころの宝もの十二話」・・・15日に発売する文庫の紹介記事
- 「ライトノベルを読み逃すな!」・・・集英社コバルト文庫、講談社X文庫ホワイトハート、C★ノベルスファンタジア、角川ビーンズ文庫をはじめ、ライトノベルの紹介。
特に注目なのは、「ライトノベルを読み逃すな!」ですね。「十二国記」「デルフィニア戦記」「彩雲国物語」と、私も好きなシリーズが取り上げられていますから。
来月はオダギリジョーのインタビューがあるようです。今から非常に気になってます。
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