文・巖谷國士 作品・桑原弘明「スコープ少年の不思議な旅」パロル舎
かなーり前に四季さんに教えていただいたんですが、うっかり積読本の山に飲まれて行方不明にさせてしまいました。でも、この度無事発見! また見失う前に読んでしまわなければ。ってことで読みました。そして、読了後の第一声(心の中で、ですが)は「わーん、私のバカバカバカっ(>_<) 買った時にすぐ読んでおけばよかったー」です。
「スコープ」とは、手のひらサイズの合金の箱の中に、部屋や庭などの小さな世界を作り、レンズを通して覗き見るというもの。箱にはいくつか穴があり、ライトの光を入れるようになってるんですが、光を取り込む場所によって同じ景色でも違った顔を見せるという、非常に凝った作品なのです。
巖谷氏の文章をガイドに、作品世界への旅が始まります。いきなり不思議の国へ迷い込んだアリスを追体験。おかげで一瞬のうちに異世界へトリップです。椅子のオブジェなんて爪の上に乗ってしまうような、ちっちゃなちっちゃな箱の中の世界なのに、想像は果てしなく広がっていきます。放っておいたら何時間でも空想世界を旅できそうなくらい。ふと、「壷中の天」という言葉を思い出しました。
あぁ、実物を覗いてみたいなぁ~。





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